Yonezawa City Uesugi Museum
企画展「宮島家三代 -宮島詠士の書を中心に-」
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会期:平成17年6月18日(土)~7月18日(月) |
慶応3年(1867年)米沢に生まれた宮島詠士は、中国の張廉卿(ちょうれんけい)に師事した書家です。筆に水分を多く含ませて滲みを作る筆法は、独特な詠士の書の世界を形成しています。また、詠士の父宮島誠一郎は、幕末から明治の激動の時代、米沢藩の代表的人物として活躍し、中央政界や中国の要人たちと交流がありました。それは勝海舟との出会いに始まり、その後米沢から海軍に多く人材を輩出した人脈にも繋がったのです。宮島家は米沢藩士で五十騎組に属し、米沢藩の祐筆を勤めた祖父吉利(一瓢(いっぴょう))は書道に通じ、詠士も幼時からきびしく指導されたと言われます。17歳の時、清国公使黎庶昌(れいしょしょう)が父誠一郎に贈った張裕釗(ちょうゆうきょう)(廉卿)の書幅を見て感動したことが、入門のきっかけとなりました。清に渡った詠士は書の修行に励むとともに、中国の歴史や文物のすばらしさにふれ、日中親善に尽くしたいと考えるようになりました。日清戦争の勃発に悲痛の思いで帰国し、施設の学校を開き「善隣書院(ぜんりんしょいん)」と称しました。「仁に親しみ、隣と善くするは、国の宝なり」という左伝の一説です。 |
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宮島詠士 |
宮島誠一郎 |
宮島吉利 |
展覧会チラシ (クリックすると大きくなります。) |
■講演会 6月26日(日)14:00~ |
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「宮島詠士の書 -歴史性と個性-」 |
■ワークショップ 6月19日(日)18:00~ |
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「激動の宮島家 -詠士の書の原点は?-」 |
■主な出品資料 |
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宮島詠士書、張廉卿「眼底」詩句 |
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宮島詠士書 「漢魏遺風」 |
宮島詠士書 「神武不殺」 |
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南洲私祭詩歌 宮島誠一郎書の部分 |
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宮島詠士書、黄庭堅詩句 |
一瓢己卯試筆 |
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宮島詠士書 王守仁文「客座私祝」 |
張廉卿書 蘇軾詩「待月台」 |
料 金
種 別
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企画展
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常設展と企画展
セット券 |
一般
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300円
(240円) |
500円
(400円) |
高校・大学生
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200円
(160円) |
300円
(240円) |
小・中学生
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100円
(80円) |
150円
(120円) |
( )内は20名以上の団体料金です。
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