上杉の歴史と舞台芸術を合せ持つ
博物館・文化施設
伝国の杜 Denkoku-no-Mori

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博物館開館時間
  9:00~17:00
(入館は16:30まで)

博物館休館日
4月~11月は毎月第4水曜日。
12月~3月は毎週月曜日。
(月曜日が休日の場合は
その直後の平日)
※年末年始休館があります。
※臨時休館があります。

2024(令和6)年度
休館日カレンダー(pdf)

文化ホール休館日
毎週月曜日
(月曜日が休日の場合は
その直後の平日)
※年末年始休館があります。
※臨時休館があります。

Yonezawa City Uesugi Museum

企画展「宮島家三代 -宮島詠士の書を中心に-」

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会期:平成17年6月18日(土)~7月18日(月)
休館日:6月22日(水)

慶応3年(1867年)米沢に生まれた宮島詠士は、中国の張廉卿(ちょうれんけい)に師事した書家です。筆に水分を多く含ませて滲みを作る筆法は、独特な詠士の書の世界を形成しています。また、詠士の父宮島誠一郎は、幕末から明治の激動の時代、米沢藩の代表的人物として活躍し、中央政界や中国の要人たちと交流がありました。それは勝海舟との出会いに始まり、その後米沢から海軍に多く人材を輩出した人脈にも繋がったのです。宮島家は米沢藩士で五十騎組に属し、米沢藩の祐筆を勤めた祖父吉利(一瓢(いっぴょう))は書道に通じ、詠士も幼時からきびしく指導されたと言われます。17歳の時、清国公使黎庶昌(れいしょしょう)が父誠一郎に贈った張裕釗(ちょうゆうきょう)(廉卿)の書幅を見て感動したことが、入門のきっかけとなりました。清に渡った詠士は書の修行に励むとともに、中国の歴史や文物のすばらしさにふれ、日中親善に尽くしたいと考えるようになりました。日清戦争の勃発に悲痛の思いで帰国し、施設の学校を開き「善隣書院(ぜんりんしょいん)」と称しました。「仁に親しみ、隣と善くするは、国の宝なり」という左伝の一説です。
 平成15年、当館は宮島家の子孫が所有されていた作品や関連資料をまとめて収蔵することになりました。その中から優品を選びお披露目とする展覧会です。


宮島詠士

宮島誠一郎

宮島吉利

展覧会チラシ
(クリックすると大きくなります。)

■講演会 6月26日(日)14:00~

「宮島詠士の書 -歴史性と個性-」
講師:魚住 和晃 氏(神戸大学教授)
場所:伝国の杜大会議室
(※宮島吉亮氏(善隣書院院長)もお話くださいました。)


■ワークショップ 6月19日(日)18:00~

「激動の宮島家 -詠士の書の原点は?-」
対象:高校生以上
定員:15名
参加費:500円


■主な出品資料

宮島詠士書、張廉卿「眼底」詩句
宮島詠士書、山田蠖堂詩
宮島詠士書「華嶽雲開立馬看」
宮島詠士書「太白當舟明似月」
宮島誠一郎書「黒田清隆君拝開拓判官之命」
勝海舟書「学而不倦教而不怠」
三条実美書「月と日の」「陽気」
何如璋書「寄宮島栗香留別和韻」
宮島吉利(一瓢)書「清福天恩」
一瓢大人古稀祝詞帖
国賓詩帖 ほか


宮島詠士書
「漢魏遺風」

宮島詠士書
「神武不殺」


南洲私祭詩歌 宮島誠一郎書の部分


宮島詠士書、黄庭堅詩句

一瓢己卯試筆


宮島詠士書
王守仁文「客座私祝」

張廉卿書
蘇軾詩「待月台」


料 金

種 別
企画展
常設展と企画展
セット券
一般
300円
(240円)
500円
(400円)
高校・大学生
200円
(160円)
300円
(240円)
小・中学生
100円
(80円)
150円
(120円)
( )内は20名以上の団体料金です。