上杉の歴史と舞台芸術を合せ持つ
博物館・文化施設
伝国の杜 Denkoku-no-Mori

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博物館開館時間
  9:00~17:00
(入館は16:30まで)

博物館休館日
4月~11月は毎月第4水曜日。
12月~3月は毎週月曜日。
(月曜日が休日の場合は
その直後の平日)
※年末年始休館があります。
※臨時休館があります。

2021(令和3)年度
休館日カレンダー(pdf)

文化ホール休館日
毎週月曜日
(月曜日が休日の場合は
その直後の平日)
※年末年始休館があります。
※臨時休館があります。

Yonezawa City Uesugi Museum

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名称:開館15周年記念コレクション展「大正期の米沢の美術」
会期:2017年2月18日(土)~3月26日(日)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
料 金:こちらをご覧ください。


  大正時代、海外の思想や文化が同時期に伝わるようになり、自由主義の気風の中、美術の分野でも個性や生命の尊重に目覚めた作家たちが、多様な制作姿勢を展開するようになります。  また、感性や方向性を同じくする作家たちが団体を作るなど、新しい動きは米沢にも波及します。
 特に明治期に生まれた『洋画』においては、のちに日本画に転じる本間国雄(国生)が「白馬会」、「ヒュウザン会」に出品し、中央画壇を舞台としていきます。続く椿貞雄は岸田劉生とともに「草土社」を結成し、当時の画壇に新風を巻き起こし、以後米沢の芸術家たちを牽引し続けます。  
 椿が劉生を顧問に米沢在住の画家たちを集めた「七渉会」は定期的に東京での展覧会を開催し、米沢と中央画壇をつなぐ大きな役割を果たしました。この一員であった土田文雄は、梅原龍三郎に強く傾倒し、「春陽会」で活躍することになります。米沢在住の芸術家たちは、油彩、水彩、図案、彫刻などのジャンルを網羅した「米沢美術会」を結成し、定期的な展覧会を開催するようになります。  
 一方『日本画』では、小野寒江、我妻碧宇、川島(狩野)文信らが頭角を現し、東京や京都で学ぶ者も現れます。中でも吉池青園は、米沢女学校を卒業後上京し、池田輝方・蕉園に師事し、女流画家として将来を嘱望されました。
 米沢では大正6年(1917)、8年(1919)の大火による市民生活の混迷、国内では大正12年(1923)の関東大震災による未曽有の被害など人々を取り巻く状況も様々に変化し、大正期は激動の15年間だったといえるでしょう。  
 本展では、当時の米沢の写真を織り交ぜながら、約8000点のアートコレクションから大正期に活躍した作家の作品を中心に展示し、当時の米沢における芸術の流れを紹介します。  
 また、教育普及事業「きみも学芸員になろう!チルドレンキュレーターズ」(こども学芸員の育成事業)と連携し、こども学芸員が選んだ作品を展示し彼らの視点で見どころを紹介していきます。



■ギャラリートーク(担当学芸員がわかりやすく展示を解説)
・2月18日(土)14:00~(終了)
・3月12日(日)14:00~
※毎回14:00~、企画展示室にて、要企画展入館料       


■主な展示資料
  展示資料目録はこちら(PDF)からご覧いただけます。






吉池青園「停車場」
吉池青園「停車場」大正4年頃

吉池青園「鈴虫」大正4年頃

静物
椿貞雄「静物(林檎)」大正10年

美人画
稲田吾山「美人画」
月明過雁
浜崎木麟「月明過雁」明治30年
北国秋の行楽
土田文雄「北国秋之行楽」大正13年
午後の陽射
我妻碧宇「午後の陽射」昭和4年
本間国生「雨の門司港」昭和
本間国生「雨の門司港」昭和



料 金

種 別
企画展
常設展と企画展
セット券
一般
200円
(160円)
410円
(320円)
高校・大学生
100円
(80円)
200円
(160円)
小・中学生
50円
(40円)
100円
(80円)
( )内は20名以上の団体料金です。

伝国の杜・ナセBA連携企画 青少年・こどもの「まなび」応援

図書館利用者カード割引


 市立米沢図書館の利用者カードを米沢市上杉博物館で提示すると、
常設展・企画展とも入館料が割引になります。
 ※上記の団体料金でご覧いただけます(2017年2月12日(日)まで)。
市立米沢図書館のホームページは 
こちら をご覧ください。