上杉の歴史と舞台芸術を合せ持つ
博物館・文化施設
伝国の杜 Denkoku-no-Mori

| 日本語 |

| English |

| 中文(繁体字) |

| 中文(簡体字) |

| 한국어 |

博物館開館時間
  9:00~17:00
(入館は16:30まで)

博物館休館日
4月~11月は毎月第4水曜日。
12月~3月は毎週月曜日。
(月曜日が休日の場合は
その直後の平日)
※年末年始休館があります。
※臨時休館があります。

2024(令和6)年度
休館日カレンダー(pdf)

文化ホール休館日
毎週月曜日
(月曜日が休日の場合は
その直後の平日)
※年末年始休館があります。
※臨時休館があります。

Yonezawa City Uesugi Museum

展覧会一覧へ戻る
企画展

椿貞雄と草土社の画家たち  ―草のささやき  土のかほり ―    


会  期:11月23日(土)~2025年 1月13日(月・祝)  
休  館 日:11/27(水)、12月以降毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/27~1/1)  
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
主  催:米沢市上杉博物館 
後  援:NCV (株)ニューメディア、山形新聞・山形放送
料  金:一般590(470)円 高大生390円(310円)小中生240円(190円)※()内は20名以上の団体



 米沢出身の椿貞雄は、岸田劉生との出会いにより画家としての決意を固め、その後は共に写実の道を歩みました。また、画家としての自己形成期に白樺派の人々から影響を受けたことで、その人道主義の思想や美術への思考を自らの絵画にも反映して行きました。1915年(大正4)、椿は岸田劉生、清宮彬・中川一政・横堀角次郎・中島正貴・高橋三千夫、高須光治らと共に草土社のメンバーとなり1923年(大正12)9月の関東大震災により開催不能になるまで8年間9回の展覧会を開催しました。「草土社」は、公募展形態ではなく、志を同じくする画家たちが一緒に個展を開くという当時では極めて特異な性格を標榜していました。本展では、「草土社」の主要メンバーとして情熱をたぎらせていた椿貞雄の活躍や、椿と岸田劉生をめぐる「草土社」の画家たちの関りと彼らの活動が大正期の美術にどのような影響を及ぼしたのかを紹介します。

展覧会チラシ(PDF)
(クリックすると
ダウンロードできます)

  


※プレスリリースはこちら

■展示構成 

          

〈1章〉椿貞雄と岸田劉生
            椿貞雄の制作の根幹を育んだ劉生との出会いと親交を、作品を通して紹介する。


    

椿貞雄<自画像>1915年         岸田劉生<自画像>1914年                       千葉県立美術館所蔵             福島県立美術館所蔵            


椿貞雄<冬枯れの道>1916年 東京国立近代美術館所蔵                 



〈2章〉椿貞雄と白樺派 
            椿、劉生の人生の扉を開いたとも言える武者小路実篤、長与善郎ら白樺派の作家たちとの交流と 
    白樺の美術運動が当時の画家たちに与えた意味を作品や、二次資料をもとに考える。

   

『白樺』1919年10月号 米沢市上杉博物館所蔵   

     

岸田劉生<武者小路実篤像>1914年   ロダン<小さなスフィンクス>1920年か(武者小路実篤コレクション)      
東京都現代美術館所蔵         東京都現代美術館所蔵


〈3章〉椿貞雄と草土社の画家たち
            椿が初めて同人となった「草土社」の人間的結びつきや、9年という時間の中で生み出された
    質実なリアリズムが時代に及ぼした影響を紹介する。




 岸田劉生<壺の上に林檎が載って在る>1916年 
東京国立近代美術館所蔵


           

椿貞雄<赤土の山>1915年             椿貞雄<腕鎮を持てる自画像> 1917年
米沢市上杉博物館所蔵               東京国立近代美術館所蔵


         

中川一政<柚子壜図>1925年                     木村荘八<樹の下に遊んでいる子供>1915年
東京国立近代美術館所蔵                 福島県立美術館所蔵



清宮彬<静物(りんご)>1922年 
東京都現代美術館所蔵                  




〈4章〉画道精進―リアリズムの彼方に   
       劉生の死後、めまぐるしく日本に流入したヨーロッパの絵画思潮を学びながらも、
    あくまでも古典的な写実主義を根底に、なおかつ東洋、日本の精神と美の表現を追求し続けた
    椿が見つめ、挑み、遺したものを作品と彼の言葉で紡ぐ。

   

椿貞雄<春夏秋冬図(春)1931年               椿貞雄<壺(白磁大壺に椿)>1947年
千葉県立美術館                         米沢市上杉博物館
       


関連事業



■草のささやき 土のかほり
 ヴァイオリンとギターの夕暮れ  東彩子・荘村清志

   ~「椿貞雄と草土社の画家たち」に寄せて~



東彩子氏(ヴァイオリン)× 荘村清志氏(クラシックギター)
日 時:11月30日(土)16:00開演
会 場:置賜文化ホール能舞台  
チケット:全席自由 2,500円 (小学生以上入場可)
★チケット発売中            
問 合:米沢市上杉博物館  0238-26-8001                                                    置賜文化ホール     0238-26-2660

※チケットの購入方法はこちら

コンサートチラシ(PDF)
(クリックすると
ダウンロードできます)



■講演会 
 「見えないものを描こうとした画家 ― 椿貞雄の画業と遺産」


講 師:若松英輔氏(批評家・随筆家・椿作品蒐集家)
日 時:12月7日(土) 14:00~16:00    
会 場:伝国の杜2階大会議室
定 員:120名
※聴講無料 
★申込受付中  


  若松英輔(わかまつ・えいすけ) 批評家、随筆家。1968年生まれ。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶応義塾大学出版会)にて第二回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、同年『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年第16回蓮如賞受賞。2021年『いのちの政治学』(集英社クリエイティブ、対談:若松英輔:中島岳志)が、咢堂ブックオブザイヤー2021に選出。 2022年~永瀬清子現代詩賞選考委員、2023年~河合隼雄学芸賞選考委員。 著書に『魂にふれる 大震災と、生きている死者』(トランスビュー)、『岡倉天心「茶の本」を読む』(岩波現代文庫)、『悲しみの秘義』(文春文庫)、『イエス伝』(中公文庫)、『いのちの秘義――レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』の教え』(亜紀書房)、『藍色の福音』(講談社)、『弱さのちから』『詩集 ことばのきせき』『自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと』(以上亜紀書房)など多数。 2025年3月まで「NHKラジオ宗教の時間 柳宗悦 美は人間を救いうるのか」に出演している。 

若松英輔氏


■ギャラリートーク  


日 時:11月23日(土)14:00 ~担当学芸員による展示解説
    ※申込不要、要企画展チケット     


■ナイトツアーようこそ夜の博物館へ 
 「椿貞雄と仲間たち」


  夜の展示室で展覧会をじっくり鑑賞します。
日 時:12月6日(金) 19:00~20:30       

対 象:どなたでも(中学生以下は保護者同伴)20名  
参加費:500円
申 込:11/16(水)9:00~

■募集制ワークショップ
 「立体切り絵で椿の花をつくろう」


日 時:12月14日(土) 10:00~12:00       

対 象:小学生以上 20名  
参加費:500円
 申 込:11/13(水)9:00~



料 金

種 別
 企画展 
常設展・企画展
セット券
一般
590円
(470円)
800円
(640円)
高校・大学生
390円
(310円)
500円
(400円)
小・中学生
240円
(190円)
300円
 (240円)  
( )内は20名以上の団体料金です。



当館についての情報は、下記サイトからもご覧になれます。
アイエム「インターネットミュージアム」:米沢市上杉博物館
※ユーザー登録すると、展覧会などの感想を書き込むことができます。




伝国の杜・ナセBA連携企画 青少年・こどもの「まなび」応援

図書館利用者カード割引


 市立米沢図書館の利用者カードを米沢市上杉博物館で提示すると、
常設展・企画展とも入館料が割引になります(小学生~大学生対象。団体割引適用)。

市立米沢図書館のホームページは 
こちら をご覧ください。