Yonezawa City Uesugi Museum
企画展 戦後70年・昭和90年~忘れてはいけないこと~
昭和幻風景 山本高樹ジオラマ展
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会 期 | 平成27年7月25日(土)~9月6日(日) | 休館日 | 平成27年8月26日(水)) |
主 催 | 米沢市上杉博物館・NHKサービスセンター | 企画制作 | リンクス・アソシエーツ |
協 力 | 株式会社共同通信社・ひめゆり平和祈念資料館・昭和館 |
日本人が生きてきた昭和という激動の時代。近い過去ではありますが、その記憶や、暮らしぶり、建物などは急速に失われつつあります。 昭和6(1931)年にはじまった満州事変から昭和20年(1945)年の敗戦まで、日本はアジアや太平洋地域で足掛け15年にも及ぶ戦争を 行いました。特に昭和13(1938)年からは、国家総動員体制のもと 国民すべてを巻き込んだ総力戦となりました。日本は人命はもちろん その他にも多くのものを失い、その影響は現在にも影をおとしています。戦後は短期間で目覚しい復興を遂げた日本。それは現在の私たちの生活へとつながっています。戦後70年、昭和90年を迎える今年、戦中・戦後 の記憶を報道写真、国内の地上戦の記録、米沢を撮影した写真などから掘り起こし、戦後70年の意味を問いかけるとともに、戦争からたくましく立ち上がった昭和30年代の日本人の暮らしや人々のつながりをNHKの連続テレビ小説「梅ちゃん先生」のタイトルバックで知られる山本高樹氏のジオラマで伝えていきます。戦争の悲惨さや平和の尊さ、命の大切さを 改めて考えるとともに、現在までの暮らしをつないでくれた先人へ思いを馳せ、今を生きる私たちが決して忘れてはいけないこととは何かを考えます。 |
■アニメ「ひめゆり」限定上映 |
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日時 | 8月8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日)14:00~ | |||||||||
子どもたちに、ひめゆりの戦争体験をよりわかりやすく伝えることを目的に制作されたアニメです。ひめゆり学徒生存者と原画作者の海津研氏、ひめゆり平和祈念財団の職員、編集スタッフが、議論を重ね、完成に向けて取り組まれました。上映時間は30分。 | ||||||||||
アニメは、ひめゆり学園のそばを軽便鉄道が走る平和なシーンから始まります。しだいに戦争の影が忍び寄り、やがて学徒たちは看護要員として沖縄陸軍病院へ。負傷兵でいっぱいの暗くじめじめした病院壕、寝る間もないほど過酷な看護活動、激しい雨と砲撃の中の南部撤退、米軍に追いつめられた中での解散命令と死の彷徨、次々と亡くなっていく学友たち・・・証言だけでは伝えづらかった場面を絵と語りで表現しました。優しいタッチの絵とゆるやかな場面展開が、ひめゆり学徒の戦争体験をわかりやすく伝えています。 |
■オープニングギャラリートーク&サイン会(終了しました) |
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日時 | 7月25日(土)、26日(日)14:00~ | |||||||||
ジオラマ作家 山本高樹氏 制作にかける情熱や苦労をお話いただきます。 |
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※ギャラリートークをお聞きいただくには企画展示室入場券が必要です。 ※サイン会は当日、図録をお買い上げいただいた方が対象となります。 |
■展示内容 |
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第1章 戦後70年~戦争の記憶~ ◆写真にみる戦中・戦後の日本と人びとのくらし ◆地上戦の記憶―沖縄戦とひめゆり学徒隊― ◆写真にみる米沢の戦中・戦後 そして復興と成長の時代へ ★中村隆行ペーパークラフト「米沢・昭和のおもかげ」 小学生も勤労奉仕(昭和18年) 鐘の供出(昭和18年)「米沢百年」より 「米沢百年」より 米沢初のネオン街路灯28基が粡町に灯る(昭和30年)(「米沢百年」より) 第2章 昭和90年 昭和幻風景 造形作家 山本高樹ジオラマの世界 | ||||||||||
◆懐かしき日々
◆東京幻風景
◆懐かしの情景
◆梅ちゃん先生の町
◆山本高樹工房
「梅ちゃん先生の町」より(2011年) |
「梅ちゃん先生の町」より |
「梅ちゃん先生の町」より |
「明神湯 大田区雪谷」(2007年)より |
「モダン都市銀座」(2001)より
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「深川界隈」(2006)より
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「あの日の駄菓子屋」(2006)より
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ほかジオラマ展示総数約27点
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料 金
種 別
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企画展
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常設展と企画展
セット券 |
一般
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410円
(320円) |
620円
(490円) |
高校・大学生
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300円
(240円) |
400円
(320円) |
小・中学生
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200円
(160円) |
250円
(200円) |
( )内は20名以上の団体料金です。
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