上杉の歴史と舞台芸術を合せ持つ
博物館・文化施設
伝国の杜 Denkoku-no-Mori

| 日本語 |

| English |

| 中文(繁体字) |

| 中文(簡体字) |

| 한국어 |

博物館開館時間
  9:00~17:00
(入館は16:30まで)

博物館休館日
4月~11月は毎月第4水曜日。
12月~3月は毎週月曜日。
(月曜日が休日の場合は
その直後の平日)
※年末年始休館があります。
※臨時休館があります。

2025(令和7)年度
休館日カレンダー(pdf)

文化ホール休館日
毎週月曜日
(月曜日が休日の場合は
その直後の平日)
※年末年始休館があります。
※臨時休館があります。

Yonezawa City Uesugi Museum

展覧会一覧へ戻る
企画展

藍のものがたり 紅花のものがたり  




会  期:前期:7月5日(土)~8月3日(日) 後期:8月6日(水)~8月31日(日)    
         ◇展示替:8月4日(月)、5日(火) ◇休館日:7月23日(水)、27日(水)  
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
主  催:米沢市上杉博物館 
協  力: 大倉集古館、原始布・古代織参考館、鈴木紅花研究所、株式会社新田、赤崩草木染研究所
連  携:最上川源流よねざわ紅花プロジェクト推進協議会 
企画協力:株式会社イデッフ
料  金:一般590円(470円) 高大生390円(310円) 小中生240円(190円) ※()内は20名以上の団体

■7月1日~31日 
   市内一円を会場に「最上川源流よねざわ紅花まつり2025」 が開催されます。



藍と紅花 二大染料の魅力に迫る   



 古来から布や糸を染めるために様々な染料が使用されてきました。19世紀頃に化学染料が誕生するまでは、動植物から抽出した天然の染料によって色を得るとともに、その植物の効能も活用してきました。日本の色彩文化において欠かせない藍と紅花は、染料の一つでありながら、それぞれの独自の文化を築いてきました。 本展では、この二大染料の色彩と染色技法の歴史、そこから生まれた意匠や衣服を紹介し、その魅力を再発見します。
 


■展示構成     



《藍のものがたり》   


 

藍は古くから日本で親しまれ、様々な染色技法と結びつき、布や糸などの染料として用いられてきました。本展では、江戸から昭和にいたる浴衣や型紙に加えて、当時の風俗を描く浮世絵などを中心に紹介し、現代もなお広く受容されている藍染の魅力をその技法や素材、デザイン性の要素から紐解き、注染などの技法で衣装を凝らした浴衣などをとおして紹介します。


          

蓼藍                     絹藍染熨斗目(個人蔵)【後期】      


     

白木綿地梅花模様浴衣(個人蔵)【前期】  萌黄ぼかし麻地百合花絵手描女児着物(原紙布・古代織参考館)【後期】
       

白麻地藍染浴衣(Dubble Maison/宝島染工)   藍甕
(個人蔵)【通期】




《紅花のものがたり》     
 

古くから貴族のあこがれの色であった紅(くれない)は、紅花による染色です。自然の草木を染料として使う草木染めのうちでも,花を使用する珍しい染めです。山形県では、現在の最上川流域で室町時代末期に栽培が始まり、江戸時代には染料となる良質な「紅餅」に加工されて主に最上川を下って酒田から船で京へ運ばれました。「最上紅花」と呼ばれ、全国の生産量の約60%を占める勢いであったといわれます。 明治時代に入り、海外からの輸入や、化学染料の普及により、京都を中心に行われていた紅花染の技法が風前の灯となり、最上紅花の栽培も急速に減退しました。昭和20年代には、米沢市内の中学校理科教師であった鈴木孝男氏が、植物としての紅花の魅力とその色素に魅せられて、栽培と染色に取り組み、その色素や染色の仕組みを明らかにしました。              

   

               

紅花                     紅縮緬絞り刺繍花模様小袖(河北町紅花資料館)【前期】 
       

浅黄色麻地菊水模様裏紅染女児着物【後期】    双紬織着物 寒染「残照」【前期】

(原始布・古代織参考館)            山岸幸一(赤崩草木染研究所)


       

紅染「米沢の彩」【通期】                     紅餅                                

(よねざわ紅花プロジェクト×株式会社新田) 



     

「初雪夕景色」宇田川国貞 (個人蔵)【通期】      「浮世美人十二箇月」渓斎英泉(個人蔵)【通期】





《鈴木紅花研究所―鈴木孝男氏の紅花の研究と成果》

米沢市内中学理科教師であった鈴木氏の64年にわたる紅花研究の成果の一部を紹介します。



       
       


関連事業

■ギャラリートーク


 担当学芸員による展示解説。 

    日 時:7月5日(土)14:00~
           ※申込不要、要展覧会チケット


■ゲストギャラリートーク


 特別ゲストによる出品作品の解説。 

    日 時:7月13日(日)14:00~
    講 師:山村 幸夫氏(原始布・古代織参考館・出羽の織座米沢民藝館 館長)
           ※申込不要、要展覧会チケット

  

  

■アウトリーチ「赤崩草木染研究所見学」


    日 時:7月26日(土)10:00~12:00

    場 所:赤崩草木染研究所 *現地集合  
    対 象:高校生以上 15名
    参加費:500円 
 ※申込受付 6/25(水) 9:00~  



■募集制ワークショップ「ナイトツアー 藍と紅花のひみつ」


    日 時:7月11日(金)19:00~20:30  

    対 象:どなたでも(中学生以下は保護者同伴)20名 

    参加費:500円 

    ※申込受付 6/11(水)9:00~

 


■募集制ワークショップ「紅花のふしぎ~ハンカチを染めよう~」


    日 時:8月2日(土)13:30~16:00

    師:新田克比古氏・新田翠氏  

    対 象:小学生以上 15名  

    参加費:500円 

    ※申込受付 7/2(水)9:00~ 

 

 

■募集制ワークショップ「藍の生葉でスト―ルを染めよう」


    日 時:8月23日(土)13:30~16:00

    対 象:小学生以上 15名  

    参加費:500円 

    ※申込受付7/23(水)9:00~ 

 


★連携事業


  「最上川源流よねざわ紅花プロジェクト」


   7月1日(水)~7月31日(木)までの期間で様々な催し物を開催予定です。

   詳細は こちら。






料 金

種 別
 企画展 
常設展・企画展
セット券
一般
590円
(470円)
800円
(640円)
高校・大学生
390円
(310円)
500円
(400円)
小・中学生
240円
(190円)
300円
(240円)  
( )内は20名以上の団体料金です。



当館についての情報は、下記サイトからもご覧になれます。
アイエム「インターネットミュージアム」:米沢市上杉博物館
※ユーザー登録すると、展覧会などの感想を書き込むことができます。




伝国の杜・ナセBA連携企画 青少年・こどもの「まなび」応援

図書館利用者カード割引


 市立米沢図書館の利用者カードを米沢市上杉博物館で提示すると、
常設展・企画展とも入館料が割引になります(小学生~大学生対象。団体割引適用)。

市立米沢図書館のホームページは 
こちら をご覧ください。